1885年創業の峠の釜めし本舗 おぎのやさん...群馬の親戚のおうちに電車で行っていた頃に、良く利用させていただきました。素焼きのふたがついた釜のふたを取ると、ほんのり香る山の幸や里の幸の香り。たっぷりのせられた具の下にはうっすらと色づいた炊き込みご飯。そういえば、食べ終わった後に残る、あの釜も食器に使ったりしたなぁ...
約60年前、おぎのやの会長であった、高見澤みねじさんは、自らホームに立って、旅行者ひとりひとりの駅弁への意見や想いを聞いて回っていたそうです。そこで、「あたたかくて、家庭的な楽しいお弁当が求められている」というひとつの答えにたどりついたんだそうです。お客様と真摯に向き合い、1958年に新たな駅弁として、益子焼の土釜に入った駅弁、「峠の釜めし」が誕生したそうです。
1950年代には、あたたかいまま食べられる峠の釜めしは、常識をくつがえす画期的な駅弁だったそうです。その後、メディアで紹介され、1962年には、自動車での旅行の増加にあわせ、峠の釜めし ドライブイン(現荻野屋横川店)を開設したそうです。今でも各店舗にバスが到着、出発する際には、お辞儀をする目迎、目送が行われているそうです。いつか旅先で食べた、釜めしを思い出して、わざわざ遠方から来られるかたのためにもと、厳選された素材を使って、手づくりの味わいを、あたたかいまま味わっていただくために、今も素焼きの釜で峠の釜めしを提供しているそうです。今では、東京にもお店もあるし、ご近所のスーパーなど駅弁大会で販売されていることもあるそうです。詳しくは、お店のホームページで確認して下さいね。
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